タナ障害(滑膜ヒダ障害)

タナ障害(滑膜ヒダ障害)について

膝に痛みを訴える疾患でタナ障害(滑膜ヒダ障害)というものがあります。
そもそもタナとは、滑膜ヒダのことで滑膜ヒダは関節包の一部からできています。その滑膜ヒダが物が乗るような棚にみれることからタナと言われます。
そのタナが関節運動の繰り返しで骨と骨に挟まったり、外傷による影響などで炎症をおこし、痛みが発生するものがタナ障害です。

症状としては、

・膝周囲の圧痛
・膝のロッキング現象
・膝崩れ
・膝の屈伸による痛み   等です。

 

鍼灸での治療法

一般的には、保存療法(アイシング、安静、ストレッチ等)と薬物療法(非ステロイド系抗炎症薬)等になります。

鍼灸では、炎症を抑え、鎮痛させることを目的とします。タナ付近へ鍼も持っていき、炎症を抑えていきます。また、膝だけでなく、大腿部の筋も硬くなっていることが多いので、そちらの筋緊張緩和も行います。