不定愁訴
不定愁訴について
不定愁訴とは、器質的な疾患がない(体を検査しても病気がみつからない)にもかかわらず、様々な身体症状を訴えるものをいいます。
症状は人さまざまですが、例をあげると【全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸、食欲不振、下痢、発汗、のぼせ等】というようなものになります。
不定愁訴は、ライフスタイル、精神的ストレス、性格、職場、基礎疾患、など様々な要因が複雑に絡み合い、自律神経系や内分泌系、免疫系になんらかの異常をきたし、発症すると考えられています。特に、東日本大震災の後からは、『突然、動悸がするようになった』とか『眠れない』なんていう相談もおおくなりました。まさに、現在の社会において、切っても切れないものが不定愁訴になります。
鍼灸での治療法
まずは、基礎疾患の有無が重要になります。基礎疾患がある場合、そちらの治療が先決になります。
不定愁訴の原因は前述にも記載したとおり、ストレスによる体の調整異常になります。また、体はストレスをうけると、首や肩、背中周りが凝ってきます。その為、硬くなった筋肉をほぐしていきます。それに伴い、自律神経の調整、ホルモンバランスを整える治療を加えていき、体全体がリラックスできるような状態を作っていきます。
自分での自律神経の調整については、自律神経失調症をご覧ください。