COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
慢性気管支炎と肺気腫といった気管支や肺胞部の疾患を総称しCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といいます。
COPDはたばこの煙や大気汚染、室内での化学物質等で肺に炎症が起こり発症します。
症状としては、労作時呼吸困難(動いている時に、息苦しい)や息の吐き難い等になります。呼吸を行うのがつらいので、歩行距離が短くなったり、活動力低下にも繋がります。
鍼灸での治療法
一般的な治療において、まずは禁煙です。この禁煙がもっとも有効かつ重要になります。その他の治療法では、呼吸訓練、薬物療法、酸素療法になります。
鍼灸では、労作時の呼吸困難や息の吐き出しにくさの改善を目的とします。この場合、直接肺や気管支へのアプローチではなく、呼吸を行うための筋肉に対し、治療を行います。部位としては、首、胸部、肺部になります。呼吸のしづらさより、呼吸するための筋肉を酷使しています。その為、呼吸筋をほぐすことにより呼吸をしやすくなります。
このCOPDに対する鍼治療の効果ですが、国内の論文により実証されています。