こんにちは。

さて、今回は鍼灸国家試験対策②になります。

第2回目のテーマは東洋医学の考え方です。

さて、東洋医学の専門用語をみてみると、気虚や血虚、陰虚等々、様々な用語がありなかなか理解・イメージできないという方が多くいます。

そこで今回はそのイメージをわかりやすく覚える方法をご紹介いたします。

まず初めに『気虚』という言葉になります。

この言葉だけではあまりイメージがつきにくいですが、言葉を細かく分解して、西洋医学に置き換えて考えてみましょう。

気虚を分解すると 気=気力、元気 虚=むなしい、中身がない というようになります。

つまり、気虚は『元気がない、気力がない』というような解釈になります。

これを西洋医学に置き換えると、元気や気力がないから『疲れやすい』『だるい』『やる気がない』『動悸・息切れ』というようなイメージが湧きませんか?

東洋医学の気虚症状も上記の様な症状になります。

今度は、この気虚がそれぞれの臓腑、例えば肝や肺でおこった場合が肝気虚や肺気虚です。

肝臓の元気や気力がなくなったら肝臓は正常に働きませんよね。

東洋医学で肝は『疏泄』といって体の中をながれる気力や血液みたいなものをうまく流す働きや、目や筋肉に関係してきます。

そのため、肝臓に元気がなくなり働きが悪くなれば、目や筋肉に異常がでてきたり、気力や血液がうまく運べず体の運搬機能が停止します。消化がうまくできなければ、お腹はすかないし、気力が全身に行かなければ気持ちが不安定にあり、女性で血液が滞れば生理不順みたいな症状が出現します。

こう考えるとなんとなく苦手な東洋医学の言葉もイメージしやすいのではないでしょうか。

血虚も同じです。

血が少ないや足りないということなので、症状は血が末梢に行かないので手足が冷えたり、血圧が低くなりそうなのでめまい、血液も水分なので少なければ乾燥なんていう症状がでてきます。

このような考え方で東洋医学を克服してはいかがでしょうか。

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