6月10日~11日に東京大学で行われた全日本鍼灸学会 学術大会 東京大会に参加してきました。

そのなかで、不妊鍼灸ネットワークの会長でなかむら第二針療所の院長 中村一徳先生が興味深い講演、応答をされていました。

その内容は鍼灸と胚移植における胚盤胞到達率についてです。

つまり、適切な鍼灸施術を行い、子宮や卵巣の血流を改善することにより、今までは胚盤胞まで成長しなかった受精卵が胚盤胞まで到達する確率が有意に上昇したというものでした。

症例数は約1500例です。

1500個の受精卵のデータを集めるのもすごいですよね。

その内容を中部生殖医学会の中でお医者さん相手に発表を行い、高い賞賛を得たほどです。

現在、医学では『卵子の質をあげる方法はない』と言われていますが、鍼灸の現場では経験として採卵数、胚盤胞到達率、受精卵のグレード、妊娠率等の上昇等が見受けられます。

しかし、この効果を客観的に示さなければ、プラセボといわれても仕方がないです。

今回、その胚盤胞到達率への効果を客観的に示されました。

一人でも多くの方にこの内容を知って頂き、是非鍼灸を活用していただければと思います。