10月14日(土)に福島市で開催された東北生殖医学会学術講演会に参加して参りました。

その中で、『凍結融解胚移植における胚盤胞のグレードが児の発育に及ぼす影響について』の講演がありましたので、ご紹介致します。

 

発表されましたのは、京野アートクリニック、京野アートクリニック高輪の先生方です。

対象は凍結融解胚移植を実施した母体年齢39歳以下の方々です。

良好胚(4BB以上)と不良胚について下記の項目で比較検討されました。

〇妊娠率(心拍確認)
〇継続妊娠率(妊娠12週以降)
〇出生時に対する先天異常率

【結果】

妊娠率継続妊娠率について有意差を認めた。

先天異常率出生時身長体重在胎週について有意差を認めなかった。

つまり、凍結融解胚移植における胚盤胞グレードは、妊娠成立継続に重要な因子の可能性があり、出生時の身体発育先天異常には影響を示さない可能性があるとのことです。

妊娠成立させるには卵子の質の向上が重要とのことですが、鍼灸においても卵子の質を向上させる可能性がありますので、ご興味がある方はご相談ください。

また、出生時の身体発育や先天異常には妊娠4~12週時の薬物、栄養、放射線、たばこ、お酒等が大きく関わっていると言われています。現在妊娠中の方々につきましては、十分にお気をつけください。

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鍼灸サロン libera 益子勝良